小児鍼治療

小児鍼

受精卵が胎児となる過程で、まず外胚葉、中胚葉、内胚葉が生じます。それぞれが分化し組織や器官になるのですが、そのうち皮膚、神経系(脳・脊髄・末梢神経)、感覚器(視・聴・平衡・味・嗅覚器)は同じ外胚葉から分化していきます。皮膚を刺激することと、脳をリラックス状態にしてあげることには何らかの繋がりがあると考えます。

未熟児で生まれた赤ちゃんのうち、マッサージのような皮膚刺激を受けたグループは、受けなかったグループに比べて明らかに体重が増加したという調べもあります。

赤ちゃんの夜泣きやカンムシ、おねしょなどの症状は、身体の発育と心の発育がアンバランスとなることで赤ちゃんから発せられるシグナルです。皮膚への刺激(特に関連する経絡への刺激)を与えることにより、バランスが整い改善していきます。

小児鍼は、大人に対して用いる鍼とは違い、小児用の身体に刺入しない専用の用具を使用します。経絡上の皮膚を擦るようにしてあげることで、赤ちゃんはリラックス状態となります。経験上、施術中の赤ちゃんはたいてい落ち着いています。施術前に泣いていても、施術を開始すると泣き止むケースも多いです。

大人よりもはるかに感受性豊かな赤ちゃんは、治療の反応も良いので、当院ではこれまで5回以内で改善していかれるケースがほとんどです。(症状により、様々です。)