スーパーライザーについて

医療の現場では、 高出力、中間出力、低出力それぞれのレーザーが用途に応じて活躍しています。高出力レーザーは切開・凝固、中間出力レーザーは血管吻合、そして低出力レーザーは消炎・疼痛緩和として主に使用されています。出力はおよそ500mW以下に限定されています。 当院で使用しているスーパーライザーは直線偏光近赤外線を照射する機材であります。 低出力レーザーの出力がおよそ500mW以下であることに対し、スーパーライザーの出力は1,800mWの高出力供給できるという点に特徴があります。そしてLLL(低出力レーザー)と同じく消炎・疼痛緩和を目的として使用できます。 (当院で使用しているスーパーライザーは初期の物ですので、下記の図SUPER LIZER HA-2200を参考になさってください)

資料:東京医研株式会社

「何を1,800mWで照射するの?」
 →直線偏光近赤外線を照射します。

「直線偏光」について…光には波長があり縦の波と横の波が振動し広がりを持って伝播されますが、その波を直線的に偏った方向に振動させることが「直線偏光」です。
「近赤外線」について…可視光線(我々が色として認識している赤や青や緑などの光)に最も近い波長の光です。(下図参)

資料:東京医研株式会社
資料:文部科学省HPより

スーパーライザーは0.6~1.6μm(600~1,600㎚)の波長帯である近赤外線ですが、上図からも分かるようにこの波長は血中ヘモグロビン、体内水分の吸収率が低値である領域です。つまり、この波長で照射された光は血液・水分への弊害なく有効にエネルギーを組織に供給されることを意味します(組織深達性に優れています)。
また、中間赤外線→遠赤外線方向に向かうにつれ「熱」を帯びるのですが、近赤外線は「熱」より「光」の影響を受けるので適した出力での照射は熱さを感じることはありません。

当院において、スーパライザーの一番多い使用方法は星状神経節照射です。

ストレスや不規則な生活によって乱れた自律神経は、冷えや肩こり、頭痛、耳鳴り、便秘、ホルモン分泌異常など身体に諸々の不調を引き起こすことがあります。

諸症状に対する治療と併用させて星状神経節照射を施行することで、交感神経を抑制させて治療効果を上げていきます。星状神経節照射によって手や足の末梢の血流量が上がるというデータも出ています。

この他にも四十肩や膝痛などの関節疾患、帯状疱疹後の神経痛や坐骨神経痛、頚肩腕症候群、など神経に対する疼痛コントロール、顔面神経麻痺、脱毛症、特定の経穴への照射など幅広く使用しています。